ついに発表されたiPhone 5sとiPhone 5c。
明日は各キャリアのiPhone 5cの予約受付が始まりますね。
iPhone 5cは「廉価版」と噂され続けてきましたが、
フタを開けてみるとiPhone 5相当のスペックを持ったれっきとした新機種でした。
私は大体iPhone 4S相当のスペックで画面サイズを5に合わせたようなものが出てくると思っていましたから
そこは予想外でした。
Appleのホームページにアクセスしてみると、
最初に表示されるのは最強スペックの「iPhone 5s」ではなく…「iPhone 5c」なんですね。これにはちょっとビックリ。
Appleは、世界初の64bit対応や指紋認証機能をアピールするよりも、ぶっちゃけて言ってしまえば旧スペックのガワを変えただけの新機種を先に宣伝しているわけですよね。
iPhoneは世界的に見れば「高級機」なわけですから、より安価に購入できる5cをアピールするのは理にかなっているというのは理解できますが…これまでAppleは「革新性」をアピールし続けてきた事を考えると、少々意外な気もします。
一方、世の中の意見はどうかと言うと、
「5cは廉価版だと思って期待していたのに予想より高い。これでは多くの中国人は買わない」といったものや、
「こんなチープな製品だと、若い人は買うだろうが、Appleのブランドイメージは損なわれるだろう」と語る人もいます。
「洗面器みたいな色だ」というブログ記事も見かけましたね。
勿論、これは欲しい、日本での料金プランが早く知りたいという意見も多くあります。
ここで私は、「5s」ではなく「5c」をまず押してきた理由を、少し考えてみました。
先に述べた、安くて普及しやすいという理由がまずひとつ。でもそれだけだとやっぱりAppleらしくない。
あと、「5s」はあくまで「5」の延長線上にある製品だから、ここで「5c」という新たなカテゴリの製品が生まれた事を、多くの人に知ってもらいたいという狙いがあると思います。
そして、もう一つ、忘れてはいけない事が一つ!
それは「クックの魔法」がまたも炸裂するのではないか、という事です。
「クックの魔法」とは何ぞや?
従来、ジョブズさんのやり方は、イベントで最高の演出で聴衆を惹きつけ、そのまま購買意欲につなげる手法を取ってきました。これが「ジョブズの魔法」。
ジョブズ「これが新しいiPhoneだ」
消費者「うおおおお!欲しいいいいいいい!」→iPhone購入
という流れ。
それに対しクックさんは、それほど演出に凝るわけではなく、割と真面目に淡々と製品を発表。
演出やサプライズを期待している聴衆としてはやや物足りない。
でも、製品の品質にはいつも自信を持っていて、とにかくいいものを作る事にこだわりが感じられます。
だから、
クック「これが新しいiPhoneだ」
消費者「なーんだ、リーク通りかよ。ガッカリ」→iPhoneに触ってみる→「何これすげえええええ」→iPhone購入
という流れ。これが私が言う「クックの魔法」です。
要するに、何が言いたいのかというと、クックさんは今回発表した「iPhone 5c」は相当自信を持って出しているのだろうという事です。
単なる安っぽい廉価版ではなく、それを手に取った人がきっと気に入ってくれるだろう、という自信がある。それが今回のiPhone 5c押しの理由ではないでしょうか。
さて、いよいよ本日3キャリアにて、「iPhone 5c」の予約受付が開始されます。
残念ながら「5s」の予約は発売日までできないようですね。
私としては、是非「5s」の指紋認証を試してみたいと思っています。
以前に当ブログでは、Appleが指紋認証をやったらきっとすごい事になるのではないか、と書きましたが、
世間でもようやくこの指紋認証機能の持つポテンシャルに気がついたらしく^^; 期待が高まります。
ただ、やっぱり価格が気になります。
価格がほとんど変わらないのであれば、5sのシルバーがいいなあ、と思っていますが、
そうでなければ、クックさんが自信を持って世に送る「iPhone 5c」を買いたいと思います!
色はブルーかグリーンかな!
キャリアは…正直どこでもいいかなと。今のソフトバンクでも全く不満は無いですし。
MNPというのは正直色々面倒だったりするので、多分そのままですね。
価格の発表はおそらく例年と同じく、お昼過ぎになるのだと思います。
その時を楽しみに待ちましょう!
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