WWDCの開催が迫っています。
今回はiOSがどのような進化を遂げるのか、特にデザイン面の変化について注目が集まっています。
これまでのAppleのデザインの特徴であった、現実にある物を模したデザインや立体感のあるデザインが無くなり、最近流行りのフラット(平面的)なデザインになるとか。
この事については先日も記事に書きましたが、非常に気になるところです。
WWDCでの発表後すぐに新バージョンのiOSがダウンロードできるという事は無いと思いますが、
デザインがどのように変化するかという発表はあるでしょうから、今のうちに現行iOSのデザインを目に焼き付けておこうと思います。
「現実にある物を模したデザイン」
パッと思いつくのはメモアプリ。
紙の質感が表現されてます。
iPad版は皮のカバーに縫い目まであってこだわりを感じます。
iBooksアプリは木製の棚に本が並んでいるデザイン。
ゲームセンターアプリの、緑のテーブルを思わせるデザイン。
これらのデザインに共通するのは、ちょっとレトロな感じですね。
それもアメリカにおけるレトロ調とはこんな感じなんだろうな、と思います。
最先端のデジタル機器でありながら、親しみ、アナログ感のあるデザインですが、そういうのに否定的な方もいらっしゃるようです。
私はこのようなデザインは嫌いではないのですが、統一感に欠けるとはちょっと思うかな。
「立体感のあるデザイン」
iOSにプリインストールされているアプリには、立体感のあるアイコンが多いですね。
電話やメッセージのアプリは鮮やかな緑色。ツヤツヤしてて綺麗。
iTunesやApp Storeは放射線状のエフェクトが印象的。
立体的で床に映り込むDockは、もしかしたら今回が最後なのかな?
通知センターも立体的。
また、つまみの部分が滑り止めのようにギザギザが入っており、
これは動かせる場所だと直感的に理解できるようになっています。
意味が無いようで実は重要な意味を持つデザインの一例ですが、この辺も変わってしまうのかな?
いよいよ来週!
iOSのデザインを振り返ってみましたが、こうして見ると改めて、Appleのデザインは素晴らしいと思わざるを得ません。
確かに今の流行からは外れてしまっているのかも知れませんが、
例えばMacOS 9のデザインを今見ても素晴らしい、初代iMacを今見ても欲しいと感じるように、
iOSも時代や流行に関係なく普遍的な美しさを持っていると思うのです。
来週発表されるであろう新しいiOSは勿論楽しみでありますが、今のiOSも、次のiOSも、末長く人々から愛される存在であって欲しい、と思います!