先日、1台の外付けHDDがマウントしない現象が発生しました。
私はMacのデータバックアップのために、2台の外付けHDDを使っています。
1台は容量500GBでTime Machine専用。
もう一台が容量250GBで、「Intego Backup Express」というバックアップツールでバックアップを取るためのドライブなのです。
「Intego Backup Express」は毎日夜9時にバックアップ処理が実行されるよう設定しています。
この日もいつものようにバックアップ処理が走ると思っていたら…何故かエラーが!Σ(゚Д゚;)
よく見ると、バックアップ先である250GBのHDDがマウントされておらず、デスクトップにディスクのアイコンが表示されません。
バックアップ先のドライブが見つからないと言うので、エラーが出ていたんですね。
接続するUSBアダプタを変えてみたり、Macを再起動してみてもダメ。
「ディスクユーティリティ」を起動してみると、デバイスとして一応認識はしているようです。
そこで、HDDの修復を試すと、おかしな事に「問題はありません」と出ます。しかしやはりマウントできないのは変わらず。
これは…HDD、逝ってしまった可能性が高そう…
今の前に所有していたiMac G5とほぼ同時に買ったHDDですから、約7年使い続けた事になるので、そろそろ壊れてもおかしくないとは思います。
HDDに入っているデータのほとんどは、Mac内のiTunesやiPhotoなどのバックアップで、それらはMac本体にあるもののコピーなので、それほど致命的な事ではありません。
ですが一応ディスク内のデータを見る事ができないかな、と思って、調べてみました。
Macにはいくつか、ディスクの復旧を目的とするアプリが存在します。
今現在有名なのは、「ディスクウォーリア」と「データレスキュー」だと思います。
![]() | ディスクウォーリア 4 亘香通商 2008-12-19 by G-Tools |
![]() | データレスキュー3 アイギーク・インク 2009-11-13 by G-Tools |
どちらも読み込めなくなってしまったドライブからのデータを救出が期待できるアプリなのですが、「データレスキュー」の方は、販売元のWebサイトから体験版をダウンロードできるとの事で試してみました。
体験版では一部の機能が制限されますが、HDDのスキャンできるのと、10MB以下のサイズのファイルを一つだけ復旧させる事ができます。
アプリを立ち上げてみると、いくつかのアイコンが並んでいます。
短時間でディスクをチェックする「クイック」、
時間はかかるけどより詳しくディスクをチェックする「ディープ」、
誤って削除してしまったファイルを探し出す「削除スキャン」などの中からひとつ選びます。
まずは「クイック」がオススメとの事なので、とりあえず実行してみます。
ディスクをチェックするには、スキャンするディスク以外に、十分な空き容量を持つドライブが別途必要なので注意が必要です。
外付けHDDのスキャンが始まりました。動作はかなり速く、数十秒で結果が返ってきました。
認識できたファイルが表示されます。
一部のファイルは、やはりディスクが破損しているためか、表示されないものがありましたが、ほとんどのファイルが表示されています。
有料版を購入すれば、これらのファイルを救出する事ができます。
日頃からバックアップを取って、ひとつのドライブが故障しても大丈夫なようにしているつもりですが、いざという時には頼りになりそうなアプリです。
ちなみにMac App Storeには、低価格版の「Data Rescue 3 External Drive Recovery」が販売されています。こちらは、非ブートドライブのみスキャン、ファイルの救出が行えるようです。
さて…私は近々代わりの新しいHDDを買いに行こうと思います。
これはこれで楽しみだったりします(^O^)
Intego Backup Express
カテゴリ: ユーティリティ
価格: ¥1,300 ※掲載時の価格ですのでご了承下さい。
販売業者: Intego
AppStore リンク→ Intego Backup ExpressData Rescue 3 External Drive Recovery
カテゴリ: ユーティリティ
価格: ¥5,200 ※掲載時の価格ですのでご了承下さい。
販売業者: PROSOFT Engineering, Inc.
AppStore リンク→ Data Rescue 3 External Drive Recovery