
Pastebotというアプリの存在は前から知っていました。
MacとiOSデバイス間で、クリップボードの内容を送受信できるアプリです。
ユーザーインターフェースが面白そうで興味は持っていましたが、最近まで買ってませんでした。
「文章を転送したいなら、メールやメモを使えばいいじゃない。」そう思っていました。
* * * * *
今年の春の事、突然、私の父がiPhoneユーザーになりました。
Windowsパソコンは持っているのですが、決まった作業に使う以外は全然使いこなせない父が何故突然iPhoneを買ったのかと思ったのですが、
「株のサイトとかを携帯で見たいと思って」との事。
そういうのって普通の携帯電話でも見られるんじゃないかと思うのですが、私は特に株に興味があるわけでは無いし、その辺よく分かりません。
そして、案の定父からiPhoneに関する質問のSMSが次から次へと来るわけです。
「音楽を聴くにはどうすればいいのか教えて」とか
「アプリはどうやって入れたらいいの」とか…。
たまの質問メールならいいのですが
こうも頻繁に質問されるとさすがに参ります。
しかも父のメールは大抵「○○をするにはどうすればいいか教えて」という、詳しい説明も無い、数行程度のもの。こっちはその返信にどれだけ労力をかけると思ってるんじゃい!!(--#) と文句の一つも二つも言いたくなります。
いや、父とiPhoneの話は今回の本題では無いので、
また別の機会に記事に書きたいと思います。
父からの質問に対する返信を1から書いていると時間がかかって仕方がないので
Webサイトで的確な回答が書かれているサイトを探し
そのリンクを貼って返信する事にしました。
そこで私が行った手順は…
1. 文章をコピーします。
2. Apple Mail を開き、MobileMe アカウントのメモに貼り付けます。

3. iPhone Mailを開きます。
4. 文章を送ったMobileMe アカウントの受信ボックスから「Notes」を開き、メモを取り出します。

1回や2回なら、この方法でもそれ程苦労は無いのですが、
それを頻繁にやらないといけないのはなかなか辛い…。
evernote や Dropbox といったアプリでテキストをやりとりする事も考えましたが、それでも少し煩わしく感じます。
そんな時、Pastebot
Mac側にも、開発元のWebサイトから Pastebot Sync という無料アプリをダウンロード、インストールします。
ちなみに Mac の Pastebot Sync と iPhone の Pastebot でデータのやり取りを行うには
Wi-Fiネットワークで両方が接続されている必要があります。

システム環境設定に追加されるタイプのアプリケーションです。

最初に Pastebot Sync と同期するiPhoneとの設定を行います。この辺は日本語の説明に沿って操作するだけなので非常に簡単です。
初回の設定が終わったら、いよいよ Mac から、iPhone にデータを送ります。
その手順とは…
1. iPhoneの Pastebot アプリを起動しておきます。
2. Macで文章を選択し、コピーします。
これだけ。
えっ、どこにもペーストしなくていいの?
いいーんです!(by 川平慈英)
Mac 側でコピーした内容は、Pastebot Sync が即時 iPhone の Pastebot アプリにプッシュし自動的に保存するので、これだけの操作で操作が完了してしまいます。
Mac 側で「コピー」操作をするだけで、自動的に iPhone側の Pastebot に追加されている!


もちろん、iPhoneからMacへのプッシュも可能ですし、メールやSMS、MMSに送るのも簡単。

文章だけでなく、画像だって転送できてしまいます。
iPhoneの写真アプリで写真を複数選択しておき、コピーしてからPastebotを開けば、複数の写真が一気にMacに送られるのです。
これは便利!!
iPhone で撮影したスクリーンショットを Macに送るのもとても簡単になりました。
とにかく簡単なこのアプリ。
今まで「メモ」や「Mail」を使っていた私はかなり損をしていたと思います。
iPhoneとMac間でデータをやり取りする人は是非持っていた方がいいと思うアプリです。

カテゴリ: 仕事効率化
価格: ¥450
AppStore リンク→ Pastebot — コピー&ペースト強化ソフト
※アプリの価格などの情報は執筆時時点のものです。変更される可能性がありますのでご了承下さい。
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