
今日もMagic Trackpadについて書こうかと思っていたのですが、Appleから突然の発表があったので予定変更です。
Apple、6月6日(月)の基調講演で次世代のソフトウェアを発表
http://www.apple.com/jp/news/2011/may/31wwdc.html
2011年5月31日、カリフォルニア州クパティーノ、Apple®恒例のワールドワイドデベロッパカンファレンス(世界開発者会議、以下WWDC)は、米国西部時間6月6日(月)午前10時から、CEO(最高経営責任者)スティーブ・ジョブズとAppleのエグゼクティブによる基調講演で開幕します。基調講演では、Appleの次世代ソフトウエア「Mac OS® X(マックオーエステン)」の8番目のメジャーリリースとなるLion(ライオン)、およびiPad®、iPhone®、iPod touch®を動かすAppleの先進のモバイルオペレーティングシステムの次世代バージョン「iOS 5(アイオーエスファイブ)」、そして近くAppleが提供を開始するクラウドサービスである「iCloud®」が披露されます。
ジョブズによる基調講演!
Lion、iOS 5、そしてiCloudを披露!!
WWDCが行われる1週間ほど前には、このようなプレスリリースが出るのが恒例です。
しかしここまで具体的な製品名まで出すのは、極めて異例の事だと思います。
「iOS 5」という名前がAppleから公式に発表されたのはこれが初めてですし、「iCloud」という名前も、えっ、もう出しちゃうの!? という感じです。
これは、Appleが発表の内容に相当な自信がある事の現れかも!!
と思っていたら、さらに新しいプレスリリースが出されました。
AppleのiWork、iPhoneおよびiPod touchでも利用可能に
http://www.apple.com/jp/news/2011/jun/01iwork.html
2011年6月1日、Apple®は本日、革新的な仕事効率化アプリケーションであるiWork®(アイワーク)─ Keynote®、Pages®、Numbers®の3本を、これまでのiPadに加えて、iPhone®およびiPod touch®でもご利用いただけるようになったことを発表しました。
iWorkをiPadだけでなく、iPhoneやiPod touchからも利用できるようになると。
これだけでも、WWDCのステージで発表されていてもおかしくない発表じゃないですか。
それを今のタイミングで発表する意味は何なのか?
Appleマジック、Appleイリュージョンは既に始まっているという事なのでしょうか?
Appleによるイベントと言えば、多くの方が「サプライズ」「予想を超える製品」「One More Thing」といったイメージを持たれていると思います。
でも、私は最近のAppleは「サプライズ」というよりも、「ストーリー性」をより重視しているように感じています。
iWorkをiPhoneやiPod touchで利用できるようになった、それはすなわち、
iWorkと新しいクラウドサービス「iCloud」が連携する事を示唆していると考えて間違いないでしょう。
そうなると、iPhone内の写真やビデオ、PDF等の書類、もしかしたらサードパーティ製のアプリデータも「iCloud」と連携するのではないか、と想像が膨らんできます。
開発者の方々も、色々な想像を膨らませ、期待しながら、基調講演へ向かわれる事でしょう。
そして、ジョブズ氏による種明かし。
LionとiOS 5の全貌が明かされ、OSの未来の姿を指し示すとともに、そのOSと密接に結びついたクラウドサービスである「iCloud」とは何かが明かされるのではないでしょうか。
今回の目玉はおそらくこの「iCloud」になるのだと思いますが
私は「Lion」と「iOS 5」がどのような進化を遂げるのかにも、非常に期待しています。
Mac OS X Lionは昨年10月20日のイベント「Back to the Mac」にて、iOSの要素を部分的に取り入れた新しいOSとして発表されました。
今回の基調講演では、その時にはまだ語られなかった「新機能」も明かされると思います。
またiOS 5のほうも、Mac OS Xの要素をさらに注ぎ込んだ強力なOSになるのではないかと思います。
Mac OS XはiOSに近づき、 iOSはMac OS Xにさらに近づく。
これによって、このふたつはOSとしてひとつの完成形を見るのでは無いか、
そんな気がしているのは、期待しすぎでしょうか^^;
#心配な要素も少しありますけどね。iCloudの転送速度はどうなのかとか、日本でのサービス(特に音楽)はどうなるのかとか…
とにかく、WWDC開催までもうわずかです。楽しみに待ちたいと思います。
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